本ページでは、申請内容に応じて承認経路を分岐させるための、具体的な設定手順を説明します。
目次
はじめに:分岐設定の前提条件
本ページは、承認経路の分岐機能の基本的な仕様をご理解いただいていることを前提としています。仕様や全体像については、以下のガイドを参照してください。
関連ページ:承認経路の分岐機能について(概要) 🔗
役職の上下関係(例:「課長」以上)を条件とした分岐は設定できません。あらかじめご了承ください。
分岐経路の設定手順
ステップ1:分岐を追加する
1. 承認経路の設定画面で、分岐させたい場所の下にある分岐アイコンを押します。
ステップ2:条件式を設定する
1. 追加された分岐ルートの[数式]を押します。
2. 表示されたウィンドウで、分岐の条件となる数式を設定します。
- 項目:プルダウンから、分岐の条件判定に使う申請フォームの項目(例:「金額」)を選択します。
- 条件:次に条件(演算子)を選択します。数値項目以外では「=」(等しい)か「≠」(等しくない)が選択できます。
- 数値項目の場合は「<」「>」「≦」「≧」も使用可能です。
- 値:条件となる値を手動で入力し、[登録]を押します。
「値」は手入力のため、入力ミスにご注意ください。プルダウンの選択肢や所属名などを条件にする場合、フォーム上の文言と完全に一致していないと(例:半角と全角の違い、不要なスペースなど)、正しく分岐しません。
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もう一方の分岐設定に数式を設定します。
3. 並列の分岐ルートを増やす場合は、[+ 条件の追加]を押して、同様に数式を設定します。例)一般社員・課長・部長の3つのルートを設定したい
ステップ3:分岐先の承認者を設定する
1. 条件式を設定すると、経路が条件の数だけ分岐します。
2. それぞれの分岐ルートの下にある[✅]アイコンを押し、承認ステップを追加して承認者を設定します。
ステップ4:分岐した経路を合流させる(任意)
分岐した各ルートの最終的な承認者が同じである場合など、経路を一つにまとめることができます。
1. 合流させたい分岐ルートの終点にある合流先に承認者を追加します。
2. 合流した先に、共通の承認ステップを設定できます。
もちろん、合流させずに各ルートを個別に完了させることも可能です。
例)
合流の場合
合流しない場合
「所属=システム課」と「役職=課長」のように、AND(かつ)条件となる複数の条件を並列の分岐ルートとして設定すると、意図通りに動作しません。複数の条件を組み合わせる場合は、別途AND・OR条件の設定方法をご確認ください。
【NG例】
横並びの数式で、分岐の項目を別のもので設定してしまう。
どこかのルートで、承認者が存在しない経路がある。
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以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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