本ページでは、承認経路の分岐機能の概要と、設定する上での仕様や注意点について説明します。
目次
承認経路の分岐機能とは
申請フォームに入力された内容(金額、選択項目、申請者の役職など)に応じて、承認ルートを自動で切り替える機能です。 これにより、申請内容ごとに異なる承認者やステップを経由させることができます。
例えば、以下のような運用が可能になります。
- 購入申請で、金額が10万円未満の場合は課長決裁、10万円以上の場合は部長決裁に自動で振り分ける。
- 申請者の役職が一般社員の場合は課長承認ルート、部長の場合は本部長承認ルートに分ける。
分岐を設定する前の準備
分岐機能を利用するには、申請フォーム内に分岐の条件判定に使う項目(金額欄や選択肢など)が入力パーツとして設置されている必要があります。
円滑に設定を進めるため、事前に以下の点を整理しておくことを推奨します。
- どのような条件で経路を分岐させるか(例:金額が10万円以上)
- 分岐した各ルートで、誰が承認者となるか(例:部長)
分岐条件の仕様について
利用できる項目の例
分岐の条件として、主に以下のような入力パーツが利用されます。
- 金額
- プルダウン選択
- ラジオボタン
- チェックボックス
- 申請者の所属や役職
利用できない・推奨されない項目
以下の項目は、分岐の条件として利用できません。
・カメラ、位置情報、星評価、調査、ファイル添付
また、ユーザーが自由にテキストを入力できる「単一行テキスト」「複数行テキスト」は、入力値の揺らぎ(全角/半角、スペース有無など)によって意図通りに分岐しない可能性があるため、条件としての利用は推奨されません。
分岐構造の制限
-
分岐の階層(深さ)
ある条件で分岐した後、さらにその先のルートで分岐させることが可能です。ただし、分岐の階層は2段階までとなります。(例:「金額」で分岐 → その後「役職」で再分岐) -
分岐の並列(横幅)
横に並ぶ分岐の数に制限はありません。(例:所属ごとに全部分岐させる)
ただし、1つの分岐設定で作成できる条件式は3つまでです。また、承認ルートが同じになる条件は、OR条件などを使って1つのルートにまとめることを推奨します。 -
条件式の値設定
分岐の条件式で使う値(金額や選択肢の文言など)は、手動で入力する必要があります。申請フォームの選択肢と完全に一致していない場合(例:半角と全角の違い、スペースの有無)は正しく分岐しないため、正確に入力してください。
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以上でございます。
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