こちらのページでは、JugaadとOneDriveを連携するために必要な、Microsoft Azure側でのアプリケーション登録と設定方法について解説します。
この設定で取得する以下の3つの情報は、後続のJugaad側での設定に必要となりますので、作業を進めながら必ず控えておいてください。
- テナントID
- クライアントID
- クライアントシークレット
注意:本設定を行うには、Microsoft Azureの管理者アカウントが必要です。
目次
アプリケーションの新規登録
テナントIDの確認とアプリ登録の開始
管理者アカウントでMicrosoft Azureにログインします。
※管理者アカウントでログインしてください。
画面左上のメニューボタン(三本線マーク)をクリックしてメニューを開き、[Microsoft Entra ID]をクリックします。
「基本情報」に表示されている[テナント ID]を控えます。これはJugaadとの連携設定で使用します。
左側のメニューにある[管理]から[アプリの登録]をクリックし、次に[+ 新規登録]をクリックします。
「アプリケーションの登録」画面で、以下の内容を入力・設定し、[登録]ボタンをクリックします。
- 名前: 「Jugaad App」と入力します。
- リダイレクト URI: 「https://smartflow.vebuin.com/」と入力します。
クライアントIDの確認
登録が完了すると、アプリケーションの概要画面が表示されます。表示されている[アプリケーション (クライアント) ID]を控えます。これもJugaadとの連携設定で使用します。
クライアントシークレットの発行
左側のメニューにある[管理]から[証明書とシークレット]をクリックします。
[+ 新しいクライアント シークレット]をクリックします。
「説明」に任意の文字列(例:「Jugaad連携用」)を入力し、「有効期限」を選択して[追加]ボタンをクリックします。
クライアントシークレットが作成されます。「値」の欄に表示されている文字列がクライアントシークレットです。この値を控えます。Jugaadとの連携設定で使用します。
APIアクセス許可の設定
左側のメニューにある[管理]から[API のアクセス許可]をクリックします。
[+ アクセス許可の追加]をクリックし、次に[Microsoft Graph]をクリックします。
[アプリケーションの許可]をクリックします。
「アクセス許可を選択する」の検索ボックスを使い、以下の項目を一つずつ検索してチェックを入れます。
すべての項目にチェックを入れた後、画面下部の[アクセス許可の追加]ボタンをクリックします。
- Channel.ReadBasic.All
- Directory.Read.All
- Directory.ReadWrite.All
- Files.Read.All
- Files.ReadWrite.All
- Group.Read.All
- Group.ReadWrite.All
- Sites.Read.All
- Sites.ReadWrite.All
- Team.ReadBasic.All
- User.Read
-
User.Read.All
APIのアクセス許可画面に戻ります。[(組織名)に管理者の同意を与えます]をクリックし、確認画面で[はい]をクリックします。
設定の完了と次のステップ
すべての手順が正常に完了すると、「状態」の列にある各項目に緑色のチェックマークが表示されます。
もし権限が付与されていないアカウントで操作した場合、エラーが発生することがあります。その際は、組織のシステム管理者に問い合わせ、必要な権限を確認してください。
以上でMicrosoft Azure側での設定は完了です。
続いて、今回控えた情報を使用してJugaad側での設定を行います。詳細は以下のページを参照してください。
[OneDrive連携 Jugaad設定編]
この記事の内容は以上になります。最後まで読んで頂いてありがとうございます。
関連キーワード👀
OneDrive, Microsoft3265, Azure, API, 連携, ファイル
設定に関するご質問等は、support@smartflowhelp.zendesk.com までよろしくお願いいたします。